利上げ 株価 どうなる

金融
つむぎ

米国利上げを決定したわね。

2022年中に7回、2023年に3~4回の利上げを行う方針。

今後の株価の動きはどうなるのかしら?

かのん

過去の動きでは一旦下がってから上昇するのが多いみたいだね。

いろいろな世界情勢が絡み合って株価は上下ずるので

一概に利上げのみで判断は出来ないよ。

かのん

過去の米国利上げの米国株価をみてみよう

1994年2月から1995年2月まで

3.0から6.0%に利上げ

NYダウは一旦下落し2回目の利上げ以降徐々に長期上昇

1999年6月から2000年5月まで

4.75から6.5%まで

NYダウは上下するも1999年10月から2000年1月に掛けて

かのん

上図は2004年6月から2006年6月までの週足。

NYダウ・S&P500とも一旦下がってから上昇。

かのん

上図は2015年12月に利上げ0.25から0.5%に1回実施した時の月足。

一旦下がってから徐々に上昇だね。

つむぎ

米国の利上げ以外にも世界情勢でなにがったか振り返りましょう

ITバルブ崩壊

1995年から1999年にかけてITバブル。

IT関連機器を生産しすぎて飽和状態になり、在庫を抱える。

2000年4月だけて10%下落し、その後3年間は下降トレンドとなる。

【メモ】バブル崩壊の反省を生かして利上げ・利下げをして、FRB(日本で言う日銀)が金融政策をする。急激な利上げ・利下げは市場の混乱を招いてしまうので、徐々に金利を変えてきます。一般的には0.25%ずつが通例。

9.11同時多発テロ

2001年アメリカ同時多発テロ事件。

4営業日あけの1日で7%下落

但し2か月後に事件前の株価水準に回復。

【メモ】アメリカの経済対応力の強さ目立ちます

    技術・資源・軍事とも強みがあるアメリカだからこそ早期回復

リーマンショック

2008年9月、住宅バブル崩壊がきっかけで

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻。

6カ月かけて約45%株価が下落。そのあと21カ月かけて元の値に復活。復活に計27カ月。

まとめ

つむぎ

米国利上げと世界情勢を合わせて考慮すると・・

??・・やはり米国利上げ後は株価が下がる??

つまり、株を買ったりするのはお勧めできない

ということで良いのかしら?

かのん

ここまで説明して申し訳ないのだけれど

結論を言うと実際判断は難しいところなんだ。

今回は景気が良く物価が上がりすぎて利上げをすることになっている。

しかも利上げ前から世界情勢の不安から株価は下がっていたからね。

その中で投資家が貯金に回すか債権に回すか株投資に回すかは判断がむずかしい。

つむぎ

たしかに利上げに至る背景を考えると、いつもと違うかも。

それに現在世界情勢も不安定のままだしね。

かのん

様子を見て売買でなく、ポートフォリオを見直すのもよいかもしれないね。

一般的に利上げでは銀行有利というが銀行は株価が急上昇することは少ないしね。

世界情勢で原油・小麦のコモディテイ(穀物・資源)上昇したこのによる今後の変動。

ただ過去を遡ると大きい流れで米国株価は上昇し続けていることは覚えておいてね。

かのん

メモ】ポートフォリオとは

投資家が所有する金融資産の集合体。

最近は拾い範囲で使われているが

保有資産を「株・債券・不動産・金・仮想通貨」など

株銘柄を「金融・IT・サービス・食料品・医療」など

リスク分散の概念のこと。

いろいろな銘柄を持っていれば1つが下落しても、その他でカバー出来る考え。

つむぎ

米国利上げすると日本円と比較するとドル高・円安の動きになるので

それを踏まえた銘柄に株投資するとかも考えて良いかも。

エネルギー関係は利上げ後は上がりにくいらしいけれど、今はトレンドなので

判断が難しいわね。

新興国通貨・株価にも影響を及ぼすようね。

かのん

株投資は各自でリスク管理を行い

自己判断でお願いします。

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